Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
この世界に慣れているなら、その更なるシビアな世界でも、適応できるんじゃないかと考えた。
だがイヴリンや仕事上の女が現れただけで、こんなにも不安を感じている。
向こうに行ったら比じゃない数なのに。
しかも態度も遣り方も、もっと露骨で卑劣だ。
・・・無理か。
信頼関係も大事だが、麗華には自信が足りない。
高等部の時、既に自分の価値を外見に依存しすぎていた。
それが年月と共に価値が低下してきたことで、自信も低下している。
・・・無理か。