Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「オーウ、レイカ!」
「ニコラス、久しぶりだね!
元気?」
「元気ですよ~。
あ、いや、そうでもないです。
レイカがボスを振ったから、腹いせにいじめられています」
「げ・・・そういう奴だっけ?」
「うっそです~」
このノリは場合によって疲れるかも。
麗華は乾いた笑い声をあげてから、顔をひきしめた。
「そのボスと話をしたいんだけど、時間あるかな?」
「えーと?」
「この間、パーティーで避けられちゃって。
携帯番号は知らないし」
「えぇ?
東京でのナンバーと変わらないですよ」
ニコラスは、自分の発言にはっとしたようだ。