Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「オーウ、レイカ!」
「ニコラス、久しぶりだね!
 元気?」
「元気ですよ~。
 あ、いや、そうでもないです。
 レイカがボスを振ったから、腹いせにいじめられています」
「げ・・・そういう奴だっけ?」
「うっそです~」


このノリは場合によって疲れるかも。


麗華は乾いた笑い声をあげてから、顔をひきしめた。


「そのボスと話をしたいんだけど、時間あるかな?」
「えーと?」
「この間、パーティーで避けられちゃって。
 携帯番号は知らないし」
「えぇ?
 東京でのナンバーと変わらないですよ」


ニコラスは、自分の発言にはっとしたようだ。
< 337 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop