Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
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麗華が指をぽきぽと鳴らしたのに、怜士は少し苦笑した。
「そういうバトルじゃないでしょ」
「気合だから」
「よかったよ。
さっそく練習の成果を見せるのかと思った」
怜士のボディーガードに易々と倒されたのが不服だったらしく、あれからブラジリアン柔術を習い始めていた。
“傭兵上がりに対抗できると考えること自体、無謀だろう”と言ったが、それでもある程度は反撃したかったらしい。
麗華は手鏡をとると、髪型が崩れていないか確認して、大きく息を吐いた。
車が止まる。
「よしっ」
麗華の変な気合いに怜士は苦笑して、車から降りた。