Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「ああ、そういうこと?
あなたのすっぴんなら、見慣れているから問題ないけど」
麗華は再びにらんだ。
「それ、高等部の時」
「そうだっけ?
変わらないんじゃない?」
「そういう無駄なリップサービス、いらないから」
怜士はくつくつと笑った。
「ばれた?」
「丸わかり」
怜士は笑ったままドアの向こうに消えると、ワゴンを押して戻ってきた。
「人がうろちょろするのは嫌なんで、サーブは遠慮してもらった。
だけど皿ごとに立つのも嫌だから、悪いが今日は冷製ばっかりだ」
「味が良ければ、全て良しだから」
麗華の珍返答に笑いながらワインクーラーからシャンパンを抜くとグラスに注ぎ、立ったままグラスを合わせた。