隣の席のキミへ…


「おっ!朋子と一緒じゃぁん!!」

クラスを半分に分けたチームは結構最強だった。
みんなお化けなんか怖くないって感じの子ばっか。

向こうのチームはキャピキャピしたような子ばっかだった。

それを見ている男ども。

鼻の下のばしてんじゃねぇよ。
キモイ……。


良かったぁ~…。
総悟、向こうのチームじゃなくて。

いくら総悟でも、あんな姿してちゃあたしゃどん引きだよ……。



「…たんぽぽ?わかってる?暗闇ん中一緒に回るんだからね!?ちょっとくらい可愛くいなさいよ!?」

「へいへい。……て‥あぁっ!!そっか!暗闇ん中2人………」


それはさすがにヤバい!!心臓もたねぇ!


そんなあたしを見て朋子はニヤリと笑ったかと思うと、

「先生!どうせ男女2人で回るんだったら手とか繋ぐってルールどうですか!?最後まで手繋いでないと失格になるとか…」

と、先生にいった。



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