一途なあたし。



「うわーお前の部屋暑くね?」


「旬がクーラーつけすぎなだけ!」



そうやって勝手にクーラーをつけて

ベッドに倒れこむ旬をみるのも

もう見慣れている。




微妙な沈黙_____




「なぁ」

「ん?」


床に座りベッドの上の旬を見上げる。


「どうしたんだよお前」

「へ?」

「なんか、今日変だった」



....それって、昼休みのことかな。


それともそのあと....かな


「そ...うかな?」

「あぁ、なんかあったんだろ?」

「え、いや別に...」

「なんつーか、正直焦った。」

「....」


旬の声のトーンが変わって

同時にベッドで身体を起こすと


優しくあたしを見下ろした。



「はるに本気で怒鳴られたのも、泣いてたのも。」


「...ごめん」


< 20 / 22 >

この作品をシェア

pagetop