予想外の恋愛
手に入れたいけど嫌われていた。
優しくしたいけど出来なかった。
その女が今、俺の隣で静かに眠ってる。
…起きたら何て声をかけてやろうか。
”いつまで寝てんだよ”って鼻をつまんでやるか。
”早く起きねえとラーメンはお前の奢りだぞ”って叩き起こしてもいい。
…いや、今日は。
今日こそは、俺の心の中そのまんまの気持ちで、とびきり優しく甘やかしてやっても、いいかな…。
二つ並んだ赤と黒のコーヒーカップを見つめながら、そんなことを思った。
