予想外の恋愛
最低な男




「ナギサちゃん、そこのテーブル片付けたら休憩してきてね」

「はい!ありがとうございます」



今日のカフェはお昼前から忙しかった。

14時をまわった今やっと落ち着いてきて、大量に残っていた片付けもようやくひと段落つきそうだ。
今日のシフトは閉店までなのでまだまだ先は長い。ありがたく休憩を頂くことにして、賄いのサンドイッチとコーヒーで一息つく。



最近、私の生活は平和だ。

原因はわかっている。
朝田さんが来ないのだ。
ということはもちろん中島さんも来ない。

週に2回ほど、多い時は5回ぐらい来ていた時もあっただろうか。
それがここしばらく来ていない。


来るたび来るたびあれだけ言い争っていたのだ。
あの日突然それが無くなると、拍子抜けするというか…なんだか物足りない。
決して寂しいだとかそういう感情はない。断じてない。
ただ物足りないだけだ。


朝田さんに最後に会ったのは綾の二次会で偶然。
それからもうしばらく経っている。


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