Sweet Sweet Pain【短編】
Sweet Sweet Pain
お昼すぎ、駅前に着いた。
待ち合わせの時間まで、まだ少し余裕があった。

バッグの中で鈍い音がした。
案の定、ケータイが震えてる。
彼からのメールだった。


『ごめん(><)
今電車に乗った。
10分くらい遅れる
ユウキ』


あたしは軽くため息をつく。

いつものことだ。
遅れても来てくれるならまだいい。
ひどい時はドタキャンだもの。


『はぁい
待ってるね☆
メグ』


短く返事をして、ケータイを閉じる。

20分近く持て余すことになる。
駅の近くのコーヒーショップにでも入ろうかと思って駅前を少し歩き出す。

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