Sweet Sweet Pain【短編】
「ごちそうさま。行こっか?」


ユウキが笑ってあたしの手をとる。
その手の温もりと彼の笑顔に、あたしの頭はまた甘く痺れて、考えるのを止めた。



いつかは、いや、もしかしたら今日にでも、あたしは答えを出すかもしれない。

だけど今はまだ、この甘さに浸っていたかった。





痛くても、甘い甘い、この感触に。






〜了〜


< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

Jewels

総文字数/48,400

ファンタジー72ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ファンタジー設定の、 恋愛物語です。 jewel 1 宝石, 宝飾品;(宝石入りの)装身具. 2 ((略式))貴重な人[もの],宝物 叶わない恋だと 判っていても、 報われることのない想いだと 判っていても、 どうしようもない。 それが判ったからといって 諦められたのなら、 どんなにか楽だろう。 あぁ、 誰か、 私の想いを秘めたままに 葬って下さい。 溢れ出して、 誰かを、 あの人を、 傷つけてしまわぬうちに。 改稿中ですが、部分的にアップ初めました。 以前お読み頂いた方も、お手数ですがお読み直し頂けると嬉しいです。 感想頂けると励みになります。
みそひともじおよびじあまり

総文字数/1,707

詩・短歌・俳句・川柳12ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
とあるお題サイトに 投稿していた作品群 みそひともじ は 短歌です じあまり は 詩です
桜の樹の下【短編】

総文字数/8,108

その他13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
夜の闇に、 満開の桜の樹々。 薄明かりの下に、 ひときわ大きな桜の樹が ひとつ。 そこで出会った 男と女の物語 「…覚えてますか?」

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop