夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)

「それ…私も気になってたんです!!
何て言ってたんですか?」

「何か…知人の人に電話で『私、化け物に殺される…』と怯えてたらしい」

「ば…化け物!?」

「そうだ。『何か不気味な女の子が居た』とかおかしな事ばかり言ってたらしい」

「その電話の後から連絡が取れなくなって気になって見に行ったら…こんな事になってたらしい」

「不気味な女の子…」
フッとお母さんの言っていた事を思い出す響子。

ゾクッ

まさか…ね?

「父さんからあれから聞いたんだけど…あの夢魔の話…本当らしいんだ!
俺も色々調べてみたんだけど確かに小さいが、新聞にも載ったらしい」

「そ…そんな!?」

「えっ?じゃあ、私が見たのってやっぱり本物…!?」
顔色が青白くなって怯える望美。

< 34 / 269 >

この作品をシェア

pagetop