夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)
「それ…私も気になってたんです!!
何て言ってたんですか?」
「何か…知人の人に電話で『私、化け物に殺される…』と怯えてたらしい」
「ば…化け物!?」
「そうだ。『何か不気味な女の子が居た』とかおかしな事ばかり言ってたらしい」
「その電話の後から連絡が取れなくなって気になって見に行ったら…こんな事になってたらしい」
「不気味な女の子…」
フッとお母さんの言っていた事を思い出す響子。
ゾクッ
まさか…ね?
「父さんからあれから聞いたんだけど…あの夢魔の話…本当らしいんだ!
俺も色々調べてみたんだけど確かに小さいが、新聞にも載ったらしい」
「そ…そんな!?」
「えっ?じゃあ、私が見たのってやっぱり本物…!?」
顔色が青白くなって怯える望美。