雪系男子のゆうちゃん






今日、この東丘高校に入学してきた俺は


入学式が終わり、教室に着くやいなや恐るべし噂に1人教室の端の席でビビっている。





「てゆうか、もう教室にいたりして」





「待て、怖いこと言うなよ。この教室に金髪はいねえよ」





「別に何も金髪と決まったわけじゃねえし」





こそこそと、周りの男子が囁いている傍らで

俺は席について1人で平静を保っているフリをしながら、読書をする。







俺の右隣の席には、もう女の子が座っていて、左隣の席にも男子が座っているから




そのヤンキーとやらと、隣の席になることはなさそう。





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