Bad Voice
病院につき
看護士さんに事情を話すと
凌雅と同じ部屋に寝かしてくれることになった
凌雅の部屋へ入ると
いつも通り起きない凌雅のベッドの横に
もう一つベッドがあり、
ベッドの上には海翔が体中に包帯を巻かれた状態で寝ていた

俺は黙って凌雅の前に置かれているベッドに拓弥をそっと寝かせた

「海翔、お前どねんしてん」

太陽が海翔の格好を見かねて声を掛けた
それもそのはず
頭には包帯と、ガーゼ
足は折れているのだろうかギプスで固められている

「鎖骨1本、ろっ骨3本、足に指いろいろと骨折したっぽくてさ、おまけに頭も強く打ったみたいだわほんと、どんくさいよねー」

海翔は、笑いながら軽々しく言った

「突き飛ばされたクセになにゆーとんねん」

いきなり部屋に入ってきたのは晃介だった
それにしても、突き飛ばされた?
誰に・・・?

「あー、晃介・・・なんで言っちゃうんだよー心配かけたくなかったのにさー。」

海翔は、鼻の頭を掻きながら少し照れくさそうに言った


「バレちゃったしもう、言うしかないよね」

そう言いながら海翔はポケットから
見覚えのある紙を出してきた

予想通り次のターゲットがわかる紙だった
そこに書いてあったのは


「NEXT: 松本 昌暉の意志を継ぐ者~」

次のターゲットは・・・裕亮・・・
そして、昌暉・・・

「なぁ、海翔・・・?」

太陽がいきなりかしこまって話し出す
それに、海翔は、んだよ などと返す

「いじめしたこと・・・あるか?」
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