契りのかたに君を想ふ
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スパンッ
絵美「近藤さん!」
近藤「おぉ、絵美君か。驚くから襖は静かに開けなさい」
絵美「以後気をつけます。近藤さん、私も今日同行させて下さい!」
近藤「何故?」
絵美「お願いします、私も容保公とお話をさせて下さい!」
近藤「嫌しかし…女子が浪士組にいることを容保公はどう思うか…。それに絵美君の髪色をどう思われるか……」
絵美「………大丈夫です…。笠を被っていきますから。壬生浪士組の不利になるような事は絶対なりませんから」
近藤「……しかし…、何故同行したいんだ?」
絵美「…………芹沢さん達を…粛清するよう…言われるんです……」
近藤「……………分かった」
絵美「……っ、本当ですか!?」
近藤「だが、約束してくれ。松平公に失礼のないようにしてくれ」
絵美「もちろんです!では支度して来ます!」
近藤「半刻したら出発する」
絵美「分かりましたーー!!」
スパンッ
近藤「明るくなったな…」