クールな彼の溺愛注意報




冷蔵庫に向かった二宮くんは、あたしを振り返って首をかしげた。



そのしぐさがかわいくて、ちょっときゅんとしてしまった。

無自覚なあざとさってやっかいだ……。




「極力話してないけど。なんで?」


「二宮くん、この前……話せる女の子くらいいる、って言ってたから」




みゆきといっしょに5組に行ったとき。

二宮くんはみゆきにそう言っていたから、


もしかしてあたし以外にも、ふつうに話せる女の子がいるのかなって思ったんだ。



けれど、二宮くんはあたしから目をそらして。




「……俺が話せる女も、話したいと思う女もお前だけだから」




そう言うと、キッチンの奥にかくれてしまった。


冷蔵庫を開ける音をききながら、あたしは膝にのせた洗濯ものに視線を落とす。



ど……

どどど、どういう意味っ!?



 
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