気づいたら……♡♡

愛美side


私たちは病院にタクシーで、向かった。

また、私はタクシーから降りる時倒れそうになったけど、支えてくれたので大丈夫だった。

外来の受け付けに行くと、優斗くんが予約してくれていたので、すぐに診察室にはいれた。

中にはいると、初めての先生だった。親に黙ってきたので、帰ったらばれる……

聴診をされた。そしたら、少し険しい顔をした。そして、先生は

『何か持病はお持ちですか?』

『喘息と、貧血ぐらいです。』

『そうですか。では、今日は、どのようなことで来られたのですか?』

『もともと貧血で、たまに倒れてたんですけど、それが最近ひどくて』

『そうなんですね。じゃあ、採血と血圧はかりましょうね。では、検査室に移動してください。』

といわれた。立ち上がろうとした瞬間また、ふらっときて倒れそうになったけど、先生が助けてくれた。

『大丈夫ですか?ここで寝ててください。
看護師に言います。辛くないですか?辛かったら言ってください。』

わたしは、先生にそんなに優しくなれるのがつらいですと言いそうになった。

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