気づいたら……♡♡


私の目から、涙がとめどなくあふれてきた。

自分がそんなに悪いなんてしらなかった。

それが、私の正直な気持ち。

そんな事考えながらずっと、泣いていると疲れてきて、眠った。




気づいたら、辺りはオレンジ色の光で照らされていて夕方なんだということがわかった。

その、夕日はとても美しかった。

ぼーっと眺めていると、先生がきた。

『あみ、気持ちは落ち着いたか?』

『うん、だいぶ』

その時、私が泣いていた事を知っていたのだと気づいた。
先生は、それを察してくれたんだろう。

『あみ、これからの事なんだが、これからも治療、頑張っていこう!さっき手術なんていって悪かった。あまりにも唐突すぎたよな。でも、いつかはしないといけない。
だから、あみの気持ち整理がついた時にしようとおもう。それでいいか?』

『うんっありがとう。いつも、私のこと一生懸命に考えてくれて、私先生にもってもらって幸せ♡♡』

『オレも、好きな人が患者さんで幸せ。ずっと一緒にいよう』

『うんっ』

そうやって、たくさんの事をしゃべった。

『じゃあ、寝るか?』

『うんっ、今日はたのしかった。ありがとう』

『おやすみ』

『おやすみ』
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