過去…でも好きになってもいいですか?
関口翔とは

今仲のいい関口海翔と関係がある。


それは双子という関係。

海翔は双子の翔の兄。


私は初めて会った海翔に違和感があった。それは初めて会った気がしなかったって事。
それに、初めて交わした言葉にも懐かしさがあった。
「俺、関口海翔!よろしくな♪」


何気ないこの言葉だけど私は覚えてる。翔の温もりを…。
「俺、関口翔!よろしくな♪」
やっぱり双子なんだと思った。







―――「咲?…さ―き―!!」


「あッ…ごめん。なに?」


「別に用はないけど。」


「そお?ねぇ?海翔って兄弟いるの?」


「えっ?あ〜俺?いたよ。弟がね…」


「やっぱり…。」


「えっ?知っての?翔の事…」

「知ってるもなにも…翔は私の元彼だから…」


「う…そ…まじで?翔の元カノが咲だなんて…」


「本当だよ。翔は私が初めて愛した相手だから」


「そっか…咲…辛かっただろ?」


「うん。けど、海翔には悪いかもしれないけど、翔は過去の人だもん。もう大丈夫。」


「いいよ。俺もいつまでも泣いてっと翔に笑われるからな。
いつから俺と翔が双子って?」


「ありがとう。海翔は強いね。それは海翔に話し掛けられた時かな?何気ない言葉だったけど、私には安心があったの。それに、やっぱり双子だもん。顔が似てるから!」


「そっか。双子ねぇ…かなわないや…」


「ふふッ♪海翔は海翔だよ?私は海翔には海翔として接するから!翔は翔。いくら双子だって言っても違う所はいっぱいあるでしょ?」


「ありがとう。俺、咲と出会ってよかった。」


「私も☆」












海翔…やっぱり私達は会うべき相手だったんだね。
翔が会わせてくれたこの出会いを大切にしていこうね?
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