続*時を止めるキスを —Love is...—
黒々とした双眸を見つめていた私は、彼のTシャツの胸元を引っ張った。
背伸びしても届かないが、今はハイヒール装備中。プラス、少し屈んでくれた龍の唇に一直線。
ああ言った割には何も仕掛けてこない男に焦れ、遠慮なくチュッと勢いよく唇を塞いでしまった。
とはいえキス魔は龍の方なのに、されるがままなんて明らかにおかしい。
——遊んでいるな、と酔っ払いでもさすがに気づく。
それでも、アルコールで高ぶった思考は、今ある甘い欲に抗うはずもない。
ちなみにキスの最中、どちらも目を瞑ることなく視線が絡み続けていた。
実はメガネを掛けていないとちょっと幼く見えることを知るのは、社内でも私だけのはず。
まだ付き合いはじめたばかり。そんな特別感がちょっとくすぐったくもある。
そういえば。その鬼上司さんは、酔っ払いを襲うほど女に困ってねえとかなんとか、前に言っていたような……?