続*時を止めるキスを —Love is...—
柔らかくてあったかくて、離れるのが惜しいと思わせるその感触は、酔い覚めどころか痴女路線の酔狂になりそうだ。
すると、暫くして頭をポンポンと撫でられた。優しい触れ方に根負けし、諦めたようにキスを止める。
掴んでいたTシャツの胸元はヨレヨレ。だが彼は微笑し、濡れた口元を軽く拭った。
そのまま少し屈み、若干息の上がった私の唇を親指でそっと撫でながら口を開いた。
「それで終わり?」と。——お風呂上がりで男の色気を存分に発揮しながら。
「ぜーんぜん足りない」
甘えたな声を出して、今度は腕にギューッとしがみつく。……ええ、酔っ払いはくどいのよ?
さらに顔を寄せながら、「もっとして」とおねだりも忘れずに。
「藍凪、飲み過ぎ」
しかしですね、そんな女の色気が不足気味だったのでしょうか?
片腕を捕られていてもスルーで玄関ドアの施錠をしていたドラゴンには、しっかり忠告をされました。
こっちはスる準備万端なのに……!——こんな時、持ち前のS志向を行使するとは困ったものですな。