俺の大嫌いなあの子



触れられた場所がゾッと寒気を立たせてる


俺はできるだけの低い声を出し、



「離れろ」




それだけいって無理やりこいつを突き飛ばす



朝からこいつに触られるなんて…

なんて不運なんだ。。




そんな俺の気持ちとは裏腹に




「え~冷たい~!でも大好きだよ♥」



といって笑う女


俺は小さくため息をついた
(ほんと、めげない女……)



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俺は ごく普通の中学生3年生

まぁ少しだけ違うってゆったら……

この顔?


昔から女にやたらとモテる
別に何したってワケじゃないけど…

なぜかモテるから
女に困ったことは無かったし
アプローチもされまくってきたから慣れてるはず


―――でもこの女は ひどかった




今も俺にハートの目をむけまくってる女




安田 美羽 (ヤスダミワ)





中学1年のころ俺に惚れたらしくて
ずっとつきまとってくる




美羽のこの髪型。

ストレートな黒髪も出会ったころはパーマをかけてて茶色かった




でも俺が言った



『黒髪ストレートが好き』



の一言で次の日にはこの髪型



いつでもそうだ。

―――俺が好きって言ったものはすべてしてくる









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