俺たちの妹
そんな事言ってもきっとされるだろう聴診…

私はかな兄が気づかないことを祈るだけ。



「日向〜。診察の用意しといて〜」

かな兄がひな兄に声を掛ける。

「了解。美晴、俺たちに隠し事なんてイケないな〜」

ニヤリと笑ったひな兄は診察の準備を始めた。


「みぃ、まず朝ごはん食べな」

にっこり笑って出された朝食。

トースト、スクランブルエッグ、ウィンナー、サラダにスープ。

かな兄は今直ぐにでも主夫になれると思う。


「…いただきます」
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