地味系男子の意外な素顔




「無理。彼氏いるし。」



冷たく言い放つと、千智は私の肩をつかんだ。



「……じゃあ無理矢理俺のにする。」



そうだった、コイツは昔から強引だった。


ジリジリと近づいてくる顔。




「やっ…来ないで!」



「嫌。言ったじゃん。無理やり俺のにするって。」



このままだとキスされちゃう。







すると、


ーーピロロンッ



携帯が鳴った。この音は私の携帯だ。



驚いたのか力を弱める千智。


チャンス。力が緩んでる間に千智を突き飛ばし、逃げる。



「おい、待てって!」



急いで階段を駆け下りて外に逃げる。

リビングに行ったところでお母さんに部屋に行きなさい、と言われるだけだ。



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