Drop.
第1章*迎える朝

私の好きな人

「えっ、マジで分かんないの?」


眉間にしわをよせて、一生懸命問題集とにらめっこしている私に、先生が声をかけた。


「わっ、分かりますよ!!」


必死で言葉を返すも、問題集は白紙のまま。


「あ゙~っ、もう、分かんないなら分かんないってハッキリ言えよ」


先生が頭をかきながら少しだるそうに言う。


その姿、見たくない。
私の事をめんどくさい、って思っているような姿。

その姿が見たくないから、私は必死で問題を解こうとしてるんだよ?
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