花のような笑顔
潤『若、華ちゃんは大丈夫なのか?』

駿と潤が心配そうな顔をして意識のない華の様子を見にきた。


狼『あぁ、意識は失ってはいるが外傷はないし大丈夫だろう。早く病院に連れて行くぞ。』

駿『はい。早い方がいいでしょう。後始末は終わりましたので急いで外に出ましょう。組の者たちも外で待っていますし。』

駿は冷静にそう言った。

その様子を岡山慎が心配そうな様子で見ている。
多分華のことを心配しているのだろう。

まさか岡山慎があの時の奴だとは思わなかった。

華を攫ったのは正直今でも許せないが…話を聞いた今、ここでこいつを見捨てれば華が悲しむだろう。

そう思い、俺は岡山慎に一つの提案をした。
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