花のような笑顔
狼『岡山慎、お前俺たちの組に入るか?』


そう言うと戸惑いながらも返事をする。


慎『え、俺がですか?でも俺はあなたの大切な人を…』

狼『お前にも事情があったのは話を聞いてわかった。それに華にも加害を与えるつもりはなかったようだしな。』


そう伝えると岡山慎は泣きそうな顔になる。


慎『ほんとにあなたはあの時から変わらない。いつだって俺にとってあなたは唯一の光であなたがいたから今まで生きてこられたんだ。あなたを裏切るなんてこと絶対しない。俺はあなたのために生きる。だから俺を黒崎組に入れてください。』


意思の強い目をして勢いよく頭を下げた慎を見て、こいつなら大丈夫だと確信した。
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