花のような笑顔
狼『俺から誘ったんだ。断る理由がない。その代わり、俺のことはいいから華のことは命に変えても守れよ?』

俺がそう言うと迷いのない目で頷いた。

潤『これで一件落着か?そろそろ戻ろうぜ〜?組長待ちくたびれてるぜきっと。』

そんな軽い口調の潤の言葉を聞いて俺たちは外に出た。


外に出ると親父とお袋が心配そうに見つめていたが、華を抱き抱える俺を見て安堵の表情を浮かべた。


陵『華は大丈夫なのか?』

狼『あぁ、意識を失っているだけだ。一応、健のところにこれからつれていく。』

陵『そうか。みんな無事でよかった。後片付けは俺たちがしておくからお前は華を早く病院に連れて行け。』


そういう親父に頷くと車に乗り込み病院に向かった。
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