しろっぷ
 その後、その買った商品の包装を破り、中身を開けてみると綺麗な刺繍(ししゅう)がされたハンカチが。
 しかもハンカチの質がいいのか、肌触りは抜群で気品あふれるような上品さ。
 まあ2500円なら・・・ね。
 ちょっと良い買い物をして嬉しくなったのか、顔が少し緩んでいた。
 だが、これが普通の店ならこれで問題ないが、この店だとそれはいかない。
「あ、あの・・・」
「またですか?何か用ですか!!」
 この手のやりとりも何度も経験したであろう女子高校生の声は荒い。
「この店、ほしいモノが手に入るって書いてあったんですけど・・・」
「それが?」
「あ、いや、その・・・。私、別にハンカチが欲しいとかは・・・」
「そうですか。それで?」
「そ、それでって!」
「すんません。私バイト何でわかりません」
「じゃあ店長は?」
「さあ〜?あの、用がないなら帰ってもらえます?お客さんのジャマをなるんで」
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