しろっぷ
「・・・・・」

　私、つーちゃんのこと好きなのかな？
　それはつーちゃんは可愛いし、いつまでも一緒にいたいけども。

　その問いかけにゆかりはどう答えたらいいかわからず、また優佳里も同じように押し黙った。
　そのため、二人の周りだけが緊張の糸がピーンと張り巡らせたかのような状態に。
「ご、ごめんなさい橘さん。勝手なことを言って」
「え、あ、いえ・・・」
「ただ、橘さんに私と同じ目にあってほしくないんです」
「同じ目？」
「私が離婚したのは知ってますよね？その離婚の原因はツーちゃんにもありまして」
「つーちゃんが？」
　ゆかりは優香里の言っている意味が飲み込めないのか、思わず首を傾げた。
「はい。ツーちゃんのワガママが主人は嫌だったみたいで」
「・・・・・」
「もし橘さんが他に気になっている方がいるなら、私と同じ目にあってほしくないだけなんです」
「気になっている方・・・」
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