しろっぷ
 他方、正志は店員軽く頭を下げて謝り、ゆかりが早く注文してくれるように祈る。
 が、ゆかりはメニューに夢中であれこれ悩んでいたが、ようやく口を開いた。
「ミートとチーズのピザとシーザーサラダ。それから塩結晶ポテトにプリンクリーム」
「ミートとチーズのピザとシーザーサラダ、塩結晶ポテトにプリンクリームですね?」
「先輩頼みすぎでは?」
「大丈夫大丈夫」
 そう笑顔を浮かべたゆかりはメニュー表から目を離さず、正志はゆかりにバレないよう財布の中身を確認。
「それとこの三ツ矢さんの唐揚げとトレビエン産カリカリチーズ」
「み、三ツ矢さんの唐揚げとトレビエン産カリカリチーズですね?」
 ゆかりの食欲に動揺した店員だったが、プロ根性からかすぐに平然さとした顔に戻った。
「あと、ドリンクバー。正志はどうする?」
「オレですか・・・」
 正志は先ほど見た財布の中身から、給料日までのことを計算をした。
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