しろっぷ
 そう発したゆかりは一瞬しまったという顔になり、反面真紀はニヤリと笑った顔に。
「じゃあ、私がつーちゃんを独占しても問題ないわけね」
「そ、そうじゃなくって!!!」
「つーちゃんも真紀お姉さんといたいよね?ねぇ〜♪」
 真紀は司の頭に手をやり、無理やり頷かせたのであった。
 一方、司は真紀のなすがまま、先ほどからピクリとも動いていない。

 誰かに助けを求めないと。
 武彦のバカは絶対に来ないだろうし、正志は無理。
 かといって貴人さんを呼べば、アレになりそうだし・・・。

 立ち往生しているといきなりスマートフォンが鳴り出した。
 ゆかりは反射的にバックを開き、画面には貴人の名前が表示されている。

 な、何いきなり?まさか監視されているの?

 思わず辺りをキョロキョロ見るが、当然怪しい人影など存在しない。
 お楽しみ状態にある二人に話を聞かれないよう、一度部屋を出て電話に出たのであった。
< 240 / 306 >

この作品をシェア

pagetop