しろっぷ
 ゆかりと二人きり状態になった正志は、チラチラゆかりを見て話しかけた。
「それで先輩・・・」
「うん?」
「何かオレに用でも?」
「ああ。私より年が近・・・あ、いや、最近の後輩はどんなのかなって」
「どんなのって言うのは具体的に?」
「ほら、流行っているのって私たち年齢でも違うじゃない?」
「ま、まあそう・・・ですね」
「私も教育係として色々と情報を仕入れとかないとね」
 こう言ってごまかすゆかりであったが、本当は全て司と会話を合わせるための情報収集であった。
「オレもあんまり流行は知らなくて・・・」
「別に流行っていうより、子どもの頃何を見てたとか何でもいいの」
「・・・・・」
「うん?どうした?」
「いや、教育係ってそんなこ・・・」
「ほ、ほら先輩命令!!」
 バックから使い古されたメモ帳とペンを出し、正志の子どもの頃から現代はどんな風なのが流行ったかなど語らせた。
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