しろっぷ
 貴人は上着から例の手紙を出して先ほどの新田同様、それを前に突き出した。
 それを見た新田は急に不気味な笑いし、ゆかりと貴人はそんな新田を見て恐怖を覚えた。
「さすがタッくん〜♪私のことなら何でもわかるんだね〜♪やっぱり私たちは結ばれる運命なんだね〜♪」
「おい優、いい加減にしろ!!これは犯罪だぞわかっているのか?」
 そう言いながら貴人はその手紙を新田の身体に投げつけ、それを受けて僅かに顔が豹変。
「貴人さん・・・」
 ゆかりはその新田の豹変した顔を見逃さず、新田が何をしでかすか気が気でない。
「・・・ナニイッテルノ?」
 ゆかりに対する怒りと貴人に否定されたことに、新田の顔は怒りに満ちた顔に。
 その様子を見てゆかりの身体は震え始め、その震えを何とかしようと拳を強く握った。
 そして、勇気を振り絞って震える口をゆっくりと開いた。
「・・・新田さん」
「ナニ!?」
< 288 / 306 >

この作品をシェア

pagetop