The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「おはよう。

さっき宗谷岬に着いたとこ。」




私は薄暗い景色を指差し、岬の先端に立つ碑を指す案内看板に注目した。




「本当だ……。

ごめん、結局最後まで運転させちゃって。」




「気にしないで?

とりあえず、寝ている2人を起こそうか。」




私と豊はまだ眠っているアヤと斗真を起こし、早速写真を撮りに行こうと声を掛けた。




「アヤ、起きて!

宗谷岬に着いたよ。

外に出れば寒さで目が覚めるから。

早く写真撮りに行こっ!」
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