The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

Scene.3

ぼんやりと夢を見ていたみたい。


夢から覚めた瞬間、優しく髪を撫でる大きな掌の温もりを感じた。




だけど、夢の内容がどんなものだったのかはもう覚えていなくて……――――――




―――「都那っ、一緒に遊ぼうよ!」




小さな子どもの可愛い声。


覚えているのは、たったそれだけ……――――――




「……なっ、つーなっ!!

今、何つった?」




「ん……?」




「ムニャムニャしながら、誰かの名前を呼んだだろ?」
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