青空の下に ~ 私たちの1ページ ~
隣に座っている晴輝は私に話掛けてきた。
「雪?熱あるんじゃないの?」
確かに、そう言われてみれば…。
ボーってするし。
「失礼します」
そう、言いながらお店の人がポテトを持ってきた。
「あれ?健汰?」
沙羅が言った。
私もよくみると、健汰がたっていた。
カラオケのアルバイトをしているらしい。
「この前はありがとね」
私にそう言い、健汰は部屋をでた。
「晴輝~拗ねんなよ~」
優斗が冷やかすように、晴輝に言った。
あ、健汰にガトーショコラ渡さないと。
私は椅子から立ち上がった。
その瞬間フラッとして、晴輝の方へ倒れた。
「おい、雪大丈夫かよ?」
晴輝は、私のおでこに自分のおでこをつけてきた。
「ひゃッ」
私は目の前に晴輝の顔がありびっくりしてしまった。
みんなが私の声にびっくりして、みんなの目線が私のところに来た。
「ごめん、大丈夫だから」
私は、晴輝にそう言い健汰を探しに行った。
晴輝に冷たく接しすぎちゃったかな…。