青空の下に ~ 私たちの1ページ ~
目の前に、部屋から出てきた健汰がたっていた。
健汰は、バイトのエプロンをしてる。
何を来ても似合っちゃうところがすごい。
「雪?どしたぁ?」
健汰は私のところに近づいてきた。
「この前ありがとね!お詫びにガトーショコラ作ったからあげるね?」
「ありがとっ嬉しいよ」
健汰はニコッと笑った。
「よかっ……」
言いかけた時に、またフラッとして力が抜けて前に倒れてしまった…はず。
あれ、痛くない...?
顔を上げると、そこには健汰の顔があった。
「あ...ごめ…」
そのとき、私の身体が健汰からはなれた。
「はるき…?」
「何しに行ってんだよ、そんなフラフラしながらよ」
そう言い、私の身体を抱き寄せた。
私は熱のせいなのか何が起きてるかさっぱり分からなくて、晴輝に身を任せたままだった。