青空の下に ~ 私たちの1ページ ~
次の日の朝、雪からメールが来ていた。
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おはよ~
昨日はありがとね (*^^*)
すっかり元気になっちゃったぁ~
今ね!美味しいケーキ食べてるの!
でも、お母さんが今日は休みなさいって言うので学校休みますっ
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なんだよ、心配してた俺がばかだった。
病み上がりにケーキって…。
元気な雪のこと想像したら自然と笑みがこぼれた。
俺は急いで支度して、学校に向かった。
今日は雲ひとつない 晴天だ。
なんともいえない 清々しい気分。
いい感じに吹いてる 爽やかな風。
嫌なことも全部忘れられるような気がした。
俺はお昼休みになり購買で、お弁当をみていた。
「あ、あの!」
目の前に見たことのない、女の子がたっていた。
上履きの色からきっと、同い年だろう。
「え、と。なに?」
俺は冷たく返した。
「放課後、裏庭に来てもらえますか…?」
「分かった」
「ありがとうございます」
そう言い、女の子は走っていった。