青空の下に ~ 私たちの1ページ ~



雪side




今日は、髪を巻いてみた。



休日でもなくて普通の学校の日なんだけどね。笑



いつもはめんどさくて、たまに髪の毛先を内側にカールするだけだった。




でも…晴輝に見てもらいたくて。



弟がニタニタしながら私に話しかけてきた。



「あれ?ねぇちゃん?なんか遊びに行くみたい笑 オシャレしちゃって好きな人出来たの?笑」



「えッー? ゴホッゴホッゴホ」


弟に言われびっくりして、甲高い声を出してしまった。



さらに 私は飲んでたコーヒーが変なところに入り、咳き込んでしまった。



「あっれ~?まさか図星?笑笑」



弟はお腹を抱えて笑っている。



弟にほんとの事を突かれて、何も言い返せなくなってる私。



「まあ ねぇちゃんも女だしな」



そう言うと、弟はニタっとまた笑い部屋を出てった。


「ちょっと!こう!そんなんじゃないって〜」



私の話しなんて聞こえてないみたい。

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