青空の下に ~ 私たちの1ページ ~



学校に着き、私は席についた。



「おはよー」



晴輝はいつも通り私にあいさつをして、私が髪の毛を巻いたことも気づかないまま席に座った。



あはは、やっぱり気づかないよねぇ~。


私は少し落ち込んだ。





晴輝の周りには沢山の人がいる。


晴輝はすごく人気者。


笑わせ担当で、面白くて。


でも、優しくて…。


可愛い女子も晴輝にベタベタして...満面の笑みでしゃべってて。


それをみて私は、『 いいな 私もそこにいきたいな』とか思ったりもしていた。




お昼を過ぎた頃、晴輝は椅子を反対側に座り私の方に体を向けてきた。



「ん?」


私は不思議そうにみた。



「髪!」


え!?


「んん?」


「可愛いね、似合ってるよ」



そう言いながらグーと親指をだしてきた。

< 47 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop