青空の下に ~ 私たちの1ページ ~
学校に着き、私は席についた。
「おはよー」
晴輝はいつも通り私にあいさつをして、私が髪の毛を巻いたことも気づかないまま席に座った。
あはは、やっぱり気づかないよねぇ~。
私は少し落ち込んだ。
晴輝の周りには沢山の人がいる。
晴輝はすごく人気者。
笑わせ担当で、面白くて。
でも、優しくて…。
可愛い女子も晴輝にベタベタして...満面の笑みでしゃべってて。
それをみて私は、『 いいな 私もそこにいきたいな』とか思ったりもしていた。
お昼を過ぎた頃、晴輝は椅子を反対側に座り私の方に体を向けてきた。
「ん?」
私は不思議そうにみた。
「髪!」
え!?
「んん?」
「可愛いね、似合ってるよ」
そう言いながらグーと親指をだしてきた。