青空の下に ~ 私たちの1ページ ~
私は、ただ髪型可愛いねって言われただけなのに、可愛いって言葉に反応して顔が真っ赤になってしまった。
「あ、ありがとう!」
髪、巻いてよかった。
私はそう思った。
気づいてくれてないんだと思ってた。
午後の授業中 ずっと上の空だった。
「おーい 雪さーん」
私の目の前で手をふってる、陽がいた。
「もう授業終わってますけどー」
どうやら、ボケッとしてる間に授業が終わってたらしい、
「あ、まじ?笑 あはうふふふ」
私はまだニヤニヤしていた。可愛いって言葉が忘れられなくて。
「雪さん。怖いっすよ。雪さんそんなキャラでしたっけ…」
陽はすごい顔でこっちを見てくる。
「うっうるさいなー私はいつでもこんなんですよーだ」
「そうっすか」
陽はふふっと笑い優斗たちのところに走って行った。