愛されたがり。




歩いて、駅に向かい、最寄り駅に降りて少し歩く。

記憶を頼りにしながら路地を歩き、やっと見つけた。


ポワンとしたオレンジ色の明かりが灯るランタンが付いた可愛い石壁のお店。


木製の扉を開けると、小気味良い赤いリボンがついた鐘の音がした。



「いらっしゃいませ」



夕食時を過ぎた七時半だからだろうか、店内は何人かカップル客がいるものの、以前より空いていた。



ウエイターに、カウンター席でもいいですかと言って、私はカウンターの一番端っこの席に座る。

メニューを受け取り、見つめる。


どれも美味しそうだ。


今日はメインは肉か魚、どちらにしようかな。



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