先生と私の秘密


女は愛おしそうに抱きかかえ、

泣きながら必死に声を掛けている。

「…しょ、う?……

ねぇ、翔?………翔ってば!!」

男からの返事はない。

「返事しろよ!!」

もうその男が戻て来ることはない

とわかったのか

「……いやーー!……」

と叫んでいる。


ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

と此処で私は、目覚めた。

ガバッと起き上がった。

「…はぁ……はぁ………」

何だ……。夢か。

この夢久々に見たな。

時計を見ると、

AM5:07と表示されていた。

汗かいたしシャワーでも浴びるか。


< 2 / 45 >

この作品をシェア

pagetop