先生と私の秘密
うそ、だろ………?
誰か嘘だって言ってくれ……。
俺はその場で泣き崩れた。
後に聞いた話によると
茉美は俺と旅行する筈だった旅先、
泊まる筈だったホテル、
そして遊ぶ筈だった水族館や観光地に行っていたそうだった。
その帰り道に茉美は事故に遭った。
俺があの時追いかけて、旅行は延長しようとか
言っておけばこんな事にはならなかったんだろうな………。
ごめんな、茉美……。
もう謝ったって遅いか…………。
俺が変わってやれたらなー…………。
俺の心はもう後悔で一杯だった。
また何日か経ったある日の事だった。
藍華からのメールが届いた。
また俺はこのメールを見た後餓鬼のように泣いた。