運命の出会い

恋人

「私、そろそろ帰らないと」
転職を気に、アパートからマンションに移り住んだ。
「今日は泊まって」
「でも…」
「明日は2人ともオフだ。いいだろ」
「着替えを取りにいかないと…」
甘い誘いを断れない。
「じゃあ、みどりさんのマンションに行こう」
ヒリトは準備をし、私の車に乗り込む。
私は車でマンションに向かう。

マンションに着くと、部屋と寝室のエアコンをつけた。
ヒリトはソファーに座り、テレビをつけた。
「面白い番組でもやってます?」
「ん〜、ニュースくらいかな」
「ヒリトさん、もう酔いさめたみたいですね」
「そうだな」
私はルームウェアに着替え寝室から出て来ると、ヒリトも着替えを済ませていた。
「みどりさん、可愛いな」
「そんなことないですよ」
「今日から俺だけのみどりさんなんだ〜」
「大袈裟ですよ」
「これからはみどりって呼ぶから、みどりもヒリトって呼んでくれ。それとプライベートでは敬語はなし」
「はい、ヒリト」
ちょっと照れくさい。
「何か俺、今すごい幸せ」
「私も」
「そろそろ寝ようか」
「そうだね」
リビングの電気を消し、寝室に入るとほどよい温かさだ。
ベットに入るとヒリトが寄ってくる。
「ん?どうしたの?」
「キス…してもいいか?」
「…うん」
唇と唇が重なるだけでは終わらなかった。

それから3ヶ月経ち、ライブが始まった。
東京、大阪、名古屋と決まり私も同伴する事になった。
全国各地からファンが集まり、ライブは満員御礼三ヵ所ともいいライブを行えた。
ライブが終わるとヒリトは私と自分に休みを3日与えた。
それはヒリトが言い出した。
「軽井沢の別荘に行かないか?」
「別荘?ヒリト持ってるの?」
「あぁ、2人でゆっくりしてこよう」
初めての旅行だ。

翌日、3日分の荷物を持ってヒリトの車に乗り込む。
高速を走り、別荘は目の前。
荷物を持って中に入ると涼しい。夏なのに
「管理人が3日分の食料用意してくれてるから買い物はいかなくていいよ」
「わぁ〜色々あるね」
「みどりの手料理期待してるよ」
「私上手くないよ…」
色々料理を私なりに作り、ヒリトの口にあったみたいだ。ワインを開け、パスタをつまみに夜を過ごす。
「みどりは意外と酒がいけるほうだな」
「そうかしら、そんなに飲まないよ」
「一回酔いつぶれた所を見てみたい」
そんな風に夜は更けていく。

3日と言う日はあっという間に過ぎて、東京に向かいマンションの前に車をつけ、私が下りようとした時、フラッシュがたかれた。
写真に撮られた
「ヒリト…どうしよう」
「大丈夫、俺に任せて」
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