獣(犯罪者)に愛された女子高生
物語Ⅰ

奪われた日常







「…」

「おい」

「…」

「おい、聞いてるのか?」




えぇ、まぁ聞こえてはいますけど…




「……ここ」

「あ?」

「ここ、何処なの?」




気付けば見知らぬ男の横をあるき、暗くて鬱蒼とした森の中を進んでいた。




「なにを意味の分からんことを言ってる、あとその妙な着物はなんだ?」



なっ、妙な着物は失礼な!



「これはれっきとした女子高生の制服です!」

「じょし…こーせ?なんだそれは?」




いやいや、あなたこそ何なんですか?

つか、ほんとにここ何処ですか?




あたし、どうなっちゃうの…?

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