獣(犯罪者)に愛された女子高生
「キュ〜…」
「ねぇッ、この子も一緒じゃ駄目なの?こんな所に残すなんて可哀相だよ」
「そんなの連れて行っても邪魔になるだけだ」
「でもっ…」
「チッ、やっぱりお前馬鹿だな。……好きにしろ、俺は知らねぇからな」
「ほんとっ?ありがとセイル!」
「…ハァ」
あたしは茂みに手を伸ばし“シギヤモリ”を抱えた。
「クキュ〜」
「へへっ、よろしくね?…えっと、名前どうしよう。ねぇ何がいいと思う?」
「俺に聞くな馬鹿が」
「むぅ〜ッ…あっ、じゃあキュウ太!君は今日からキュウ太だよ!」
「クキュ?」
「だっせぇ名前」
「…ふんッ」
「いっ、てぇー…」
思っいっきり足を踏んづけた。
あたしのネーミングセンスにケチつけるなんて、百万年早いわ。
「さぁ行っこっかキュウ太!」
「キュ〜♪」
「…チッ(怒)」
そしてこの後。あたしとセイルとキュ太、二人と一匹は森の中を朝まで歩いた。