イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
 全然大丈夫じゃない!

「た、楽しむって……何を?」

 時間稼ぎをしようと質問してみたが、瑠海には私の意図はお見通しのようで耳朶を甘噛された。

 身体中の血が一気に沸騰したかのように、身体がカッと熱くなる。

「決まってる。もうわかるでしょう?」

「そ、そういうのはお互いの合意のもとに……。それに、私……胸小さい」

 ああ、もう自分でも何言ってるのかわからない。

 ひとりテンパっていると、クスッと瑠海が笑った。

「何を誤解してるかしらないけど、毛布にくるまりながら宿題の答え合わせしようか?忘れてないよね?」

 むむむ、この悪魔。

憎らしげに瑠海を見る。

「それとも、そんなに俺としたかった?」

 瑠海が私の耳元で甘く囁く。

 男なのに何でそんなに無駄に色気があるの!
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