Black World
Black Magicの顔は知られていないが、黒のパーカーに青の瞳。


その2つを兼ね備えた人間と、むやみに喧嘩を売ってはイケない。


北町では、そんな暗黙のルールさえ出来ている。


そして暴走族が一般市民にしつこく付きまとうのも、タブーとされた。


それは拡大するいろんな情報に便乗し、私たちが勝手に付け加えた。


でも意外と、その効果は抜群だった。


そんな頃、私は1人の男と出合った。


そう、それがあの人なのだ。


始めの頃は、あの人がどこの誰なのか?


全く、知らなかった。


その当時、いつBlack Magicの人間だとバレるかわからない。


だから、むやみに喧嘩をするは禁止されていた。

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