Black World
私の意見。


そんなの、私にはない。


「その意見がない場合は?」


私の言葉に、千歳はため息を吐く。


「なら、お前はどうしたいんだ」


どうも、したくない。


何も、考えたくない。


でも、そんなことを言っていても仕方ないこともわかっている。


今の私は、真っ暗な洞窟の中を彷徨っているんだ。


出口のない、洞窟の中を。


「中学の時も、前の高校の時も、好きだったじゃない。学校」


母親の言葉に、みんなの顔が浮ぶ。


それを振り切るように、近くにあったクッションを壁へと投げつけた。


両親は、こんなあたしを知らない。


別に、良い子ちゃんだったわけじゃない。

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